舌下免疫療法|下野市



舌下免疫療法とは、アレルギー症状の原因物質(アレルゲン)を体内に少しずつ取り入れ、体を徐々に慣れさせていく治療法です。
スギ花粉・ダニに対するアレルギー症状を緩和できる、唯一の根本的治療法として注目されています。
~以下の方は一度ご相談ください~
以下のような方は
一度ご相談ください
- スギ花粉症やダニアレルギーの症状がつらい方
- 抗アレルギー薬の眠気をつらく思っている方
- 花粉症で外での仕事が多い方
- 花粉症で3年後に受験を控えている中高生の方
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免疫舌下療法の治療対象となる方
以下のいずれかに該当する方が、舌下免疫療法の対象となります。
- スギ花粉症の方
- ダニによるアレルギー性鼻炎の方
上記以外のアレルギーの場合は、舌下免疫療法の対象から外れてしまいます。
当院では舌下免疫療法を開始する前に、採血検査で「スギ花粉」「ダニ」に対するアレルギーがあるかを確認させていただきます。
舌下免疫療法の開始時期
舌下免疫療法は、アレルギー症状が落ち着いている時期に開始します。
特に、スギ花粉に対する治療は飛散時期を避けて開始する必要があります。
スギ花粉の飛散時期に開始してしまうと、アレルギー反応が強く現れてしまう恐れがあるためです。

- スギ花粉に対する治療
花粉が飛んでいない5月~11月から開始 - ダニに対する治療
いつでも開始可能
舌下免疫療法での服薬
舌の下で溶かすお薬(舌下錠)を「1日1回」内服していただきます。
開始後1週間は少ない量で、2週目以降に増量して継続します。
【お薬の飲み方】
- 舌の下にお薬を置きます。
- 口を閉じ、飲み込まずに1分間待ちます。
- お薬は唾液ですぐに溶けてしまいますが、飲み込まずに待ちましょう。
- 1分経過したら、飲み込みます。
※お薬内服後、5分間はうがい・飲食をお控えください。

舌下免疫療法は、3~5年間継続することが推奨されています。
治療が長期にわたることをご了承いただいた上で、治療を開始いたします。
舌下免疫療法を受けられない方 / 注意が必要な方
【舌下免疫療法を受けられない方】
- スギ花粉・ダニのアレルギーではない方
- 重い気管支喘息の方
- 悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方
【注意が必要な方】
- アレルゲンを使った治療・検査でアレルギー症状をおこしたことがある方
- スギ花粉を含む食品でアレルギー症状を起こしたことがある方も注意が必要です。
- 気管支喘息の方
- 重症の心疾患・肺疾患・高血圧症がある方
- 65歳以上の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 口の中に傷・炎症などがある方(抜歯後・口の中を手術した後など)
- 対象以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方
- 以下の薬を服用中の方
- 非選択的β遮断薬
- 三環系抗うつ薬
- モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAO阻害薬)
- 全身性ステロイド薬
舌下免疫療法で起こりうる副作用

- 口の中の腫れ
- 唇の腫れ
- 口の中のかゆみ・不快感
- 耳のかゆみ
- 喉(のど)の不快感 など

- 口の中の腫れ
- 唇の腫れ
- 口の中のかゆみ・不快感
- 耳のかゆみ
- 喉(のど)の不快感 など
ごく稀に「アナフィラキシーショック」を起こす可能性があります。
意識混濁や全身の蕁麻疹、息苦しさなどの呼吸症状が見られましたら、直ちに医療機関をご受診ください。
当院での舌下免疫療法の流れ

初診では、以下の2点を実施いたします。
- 医師による問診
- 舌下免疫療法の適応であるかを確認します。
- アレルギーの採血検査(特異的IgE抗体検査)
- スギ花粉 / ダニに対するアレルギーがあるかを確認します。
(当院ではドロップスクリーンによるアレルギー検査も実施しています)
- スギ花粉 / ダニに対するアレルギーがあるかを確認します。

2回目の受診は、以下の流れで進みます。
- 医師の診察
- 前回の採血検査結果を確認したのち、舌下免疫療法で使用する薬を処方します。
- 院内で初回服薬
- 院内でスタッフ立ち合いのもと、服薬をしていただきます。
- 副作用が起こらないかを確認するために、院内で30分お待ちいただきます。

初回服薬から1週間後に再度受診していただきます。
口の中の腫れなど、副作用が見られなければ薬を増量します。
4回目以降は1ヵ月に1回程度、受診していただきます。
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