高血圧|下野市
高血圧とは
高血圧とは、安静にしている状態であっても血圧が正常値よりも高い状態のことを指します。
血圧とは、血液が流れる際に血管の壁へ与える圧力のことです。
血圧は体を動かしたり、寒さを感じたりなど、日常の些細なことで上昇します。
こうした圧力上昇は一時的なものであり、たまたま測定した血圧が高かったという場合もあります。
そのため、血圧の測定を何度か行い、それでも正常値よりも数値が高い場合に「高血圧症」と診断されます。
血圧が高い状態が続くと、血管に常に負担がかかり血管内壁の損傷や硬化を引き起こしてしまいます。
動脈硬化となると、心臓や脳、腎臓などにも重篤な症状を引き起こす可能性が高まります。
高血圧の注意が必要な人
以下に当てはまる数が多いほど高血圧になりやすいので注意が必要です。
- 濃い味付けの食事を好む
- 食事に野菜・果物が少ない
- 週3回以上、外食をしている
- 運動をほとんどしない
- 両親や兄弟に高血圧の人がいる
- 飲酒・喫煙の習慣がある
- ストレスがたまりやすい など
高血圧の原因
高血圧症は、原因が特定できない「本態性高血圧」と原因が明らかな「二次性高血圧」の大きく2つに分類されます。
「本態性高血圧」は食塩の過剰摂取・肥満・ストレス・喫煙などの様々な要因が組み合わさって起こり、高血圧症の9割以上を占めると言われています。
「二次性高血圧」は、腎臓や甲状腺などのホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群、飲んでいるお薬による副作用などが原因として挙げられます。
高血圧の治療
「本態性高血圧」の場合は、基本的に減塩・肥満解消・禁煙・節酒・軽い有酸素運動の習慣化などの生活習慣見直しから行います。
これらの生活習慣を見直しても改善が見られない場合や、すぐに降圧が必要と判断される場合には薬物治療を併用します。
「二次性高血圧」のように高血圧症の原因が明らかな場合は、原因疾患の治療等を行うことで降圧が期待できます。